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下の大文字で入力の続きです。
一通り無事に(?)入力も終わったところで、次の質問が。
親戚「あの〜、文章を保存する時のタイトル(この場合、ファイル名の事)はどうやって決めれば良いの?」
MS-DOS時代なら、
「アルファベット(もちろん2バイト文字ではないよ)で8文字以内」
「ピリオドやスペース等の特殊な文字はダメ」
等という回答もありました。
(余談ですが、私は今でもMS-DOS時代の8+3形式が主流です)
もちろん今では、そういう規制を殆ど気にする必要はありません。
だから、
私「それくらい自分で考えて下さい」
私「後日ご自身がタイトルを見られて、内容を連想しやすいもので構いませんよ」
と案内。
親戚「えっ、タイトルって自由に決めていいの?」
私「あなたが決めなければ、他の誰が決めると言うのです?」
私「ええ、構いませんよ。そうしないと、あとから判りにくくなりますから」
親戚「じゃ、どんなタイトルにしようか?」
私「だから、あなた自身で決めて下さい」
私「ちなみに、どういった内容の文章なのですか?」
親戚「天皇家代々の系譜を、新聞を見て打ち込んだのだけど」
私「それはまたマニアックな題材ですね」
私「では、そのまま『天皇家代々の系譜』というタイトルでいかがです?」
結局それに決まり、一件落着。
そうか、初心者はそんなところで悩むこともあるのか。
下の暖気?の続きです。
文字入力の際、大文字で入力したいとのこと。
早速操作方法を説明。
でも、どことなく話が通じない。
おかしい。
念のため、再度「F9キーを変換時に2回押してみて下さい」と案内。
それでも、「もっと違う文字を出したい」との事。
違う文字?
どういう文字だろう?
結論から言えば、老眼で画面が見にくいから大きな文字で入力をしたいのだそうだ。
いや、それは確かに大きな文字だけど、大文字じゃないぞ。
それに、「違う文字」じゃなくってせめて「違う大きさの文字」と言って欲しかった。
(という理屈が通じない)
本コーナーおよそ2年半ぶりの更新です。
それはさておき、早速本題に。
遠縁の親戚(70歳くらいの男性)から、身内サポート依頼の電話がかかって来ました。
その方は初心者の中でも“特に初心者側に位置する”事を前提に話を進めます。
私「では、パソコンの電源を入れて下さい」
親戚「はい・・・・・・・・・・(しばらくの沈黙)・・・・・・・・・・あ、暖まってきましたよ!」
「立ち上がって来ました」とか、「起動しました」という返事を期待していたんだけど。
車の暖気運転じゃないんだから、暖まるまで待つ必要は無いかと。
(起動が完了した事を、ついそう言ってしまったのだという事は理解出来ますが)
貧乏人の究極(?)パソコン生活で紹介したパソコン(TVチューナやビデオキャプチャ機能付き)を先日納品しました。
で、後日メールで質問が。
「ビデオカメラから映像はキャプチャ(録画)できるけれど、音声が録音出来ない」
結論から言えば、S端子のみ接続していて音声ケーブルは接続していなかったのが原因です。
ビデオデッキならば納品時に接続まで完了しますが、ビデオカメラなのでそれも出来ません。
一応そのビデオカメラを使って説明と動作確認はしたのですが、簡易的な説明であった為か音声ケーブルの接続に関して説明が抜けていたようです。
AV機器やパソコンにある程度知識のある人ならこちらが説明せずとも音声ケーブルを接続すると思いますが、ごく普通の主婦の方であれば、ご存じないのが当然です。
どんなに不親切なビデオデッキ・カメラの説明書にも、音声入出力端子の説明くらいはしてあります。
不親切な説明書以下の説明しかしなかった私のミスです。
サポート業務を離れて久しいもので、勘が鈍ったのかもしれません。
あ〜、恥ずかしい失敗をしてしまいました(^^;
米AMD社が日米など4カ国で調査した業界ニュースによれば、一般ユーザの35%もの人がMHz(メガヘルツ)の意味が解らないそうです。
他国はどうか知りませんが、少なくとも日本では学校で習ってる筈です(現在の「情報」の科目ではなく、昔の理科か物理でも)。
学校で習った事を全て覚えている訳ではないとしても、(FM)ラジオなどではMHzの単位は日常的に使われています。
ラジオは特別な存在ではなく誰もが簡単に扱える商品ですから、その意味ではMHzは専門用語ではないというのが私の考えでした。
逆に考えれば、一般ユーザでも65%の人が意味を知っているから、比較的浸透している用語とも言えますけど。
パソコンの動作に不安定さが発生した時、原因究明の手段としてOS・APの再インストールや部品の交換などを行う事があります。
今回、友人M氏のパソコンの調子がおかしくなったのですが・・・
AP・OS・ドライバの全てを再インストールしても正常動作しません。
ちなみにほとんど同じ構成の別の友人のパソコンでは正常に動作していますので、ソフトウェアの不具合ということはなさそうです。
じゃ、グラフィックボードか? 交換しても解決せず。
マザーボードか? 交換しても変化無し。
その後、メモリ、HDD等ドライブ類、ケーブル類、マウス、キーボード、筐体に至るまで全てを交換しました。
その都度OSの再インストールから試しましたが、それでも変化ありません。
また、外したパーツを別の友人のパソコンで使うと全く異常は見られません。
この現象はこの記事をアップロードする今でも解決に至っておりません。
HIDE「これ以上交換のしようがないところまできちゃったねー」
友人M氏「そうだねー」
HIDE「あと悪いところと言えば・・・」
友人M氏「何、まだ何かあったっけ?」
HIDE「それは・・・Mの運だ!」
友人M氏「あのな・・・」
HIDE「その説はダメ?」
友人M氏「却下! ダメ! 拒否する」
HIDE「じゃ、本当の話としてあと交換していないものが一つだけあるけど」
友人M氏「何?」
HIDE「それは所有者のM自身だ! Mを交換すれば正常動作間違いなしだ! だって、それしか未交換部品は残っていないもん」
友人M氏「俺は部品じゃねー! それに俺を交換してどーする!」
HIDE「だからこのパソコン私にちょーだい」
友人M氏「何でそーなるーっ!!」
ま、これも自然の摂理ということに・・・ならないかなぁ(笑)
先日、友人宅のパソコンを再インストールする機会がありまして。
ところが、作業している私の体調が悪くなったので、一部のアプリケーションソフトについては後日インストールするということになりました。
そんでもって後日、友人宅に行ってみると、インストール済みのソフトが急に消えたというのです。
まだインストールしていないだけなんですが(笑)
体調悪化により、具体的にどのアプリケーションをインストールしたか、あるいはしていないのかまでは詳しく説明しなかった私が悪いのですが、普段の友人のレベルから考えるとインストールしてあるかどうかくらい、区別が付くかと思っていたのですが・・・
友人サポートなので、完全に笑い話で済んだのが幸いですけどね。
友人からパソコンの見立てから組み立てまでの手伝いを依頼されました。
H「暑いし喉渇いたしさー、一緒にビール飲みながら組み立て作業しようよ」
友「酔っぱらって変な設定になりそうだからダメ」
H「じゃ、組み立てながら飲もうよ」
友「それならOK!」
こんな会話が至極当然のように交わされる友人関係ってのもいいもんですね。
当然の事ながら、酔って作業してもパソコンは無事完成し、一つの間違いもなく設定も完了しました。
親から、「エアコンのリモコンが言うこときかんくなったから見てくれ」と言われて早速調査。
どうせ電池切れか操作ミスだろうと思っていたのだけれど、どこも異常なし。
「何をどう操作したの?」
「これでやってみたら、全然ダメだった」
と言って差し出されたのは、テレビのリモコンだった(笑)
「使える訳ないでしょー!!」って言っても、「リモコンって、みんないっしょじゃないの?」とケロッと言われてしまった。
メーカーや販売店に電話する前に、私に相談してくれてまだ良かったよ(笑)
もしもこんな事で修理を呼んじゃったら、大ひんしゅくだよね(^^;
友人「スタートメニューに『最近使ったファイル』ってあるよな。あのリストを削除する方法を教えて」
HIDE「『設定』の中から『タスクバーと[スタート]メニュー』を選択して・・・以下略」
友人「あ、消えた。助かったわー、これで家族(奥さん)がさわっても平気だなっ」
HIDE「・・・ちょっと待てい! だったらそんなもん削除しても意味無いぞ。インターネットでヤバいとこ見た証拠を消したいんと違うか?」
友人「そうだよ」
HIDE「じゃ、ブラウザを開いて『履歴』ってのを見てみな」
友人「ゲッ!!」
HIDE「それ消さな意味無いぞ」
まぁ「お約束」な展開なんですけど・・・
具体的な操作方法を聞くよりもまず何をしたいのかの目的を伝えないと、場合によっては家庭不和が起こるかも(笑)
友人(以下、村田氏(仮名)と呼称)がHDの中身をすっ飛ばしてしまいました。
OSの再インストール、メールやブラウザや各種アプリケーションの設定と徐々に環境は復旧していったのですが・・・
バックアップの取っていないデータだけはどうしようもありません。
彼の場合、メールアドレスもその中に含まれます。
その彼から、電話が掛かってきました。
村田氏「二葉さん(私と彼の共通の友人。もちろん仮名)にメールを送ったんだけど、配信不能で帰ってきたんですわ」
HIDE「はぁ」
村田氏「そんでな、確認したら『双葉太郎@abcde.ne.jp』で送っとったんや」
HIDE「そりゃ送れんな・・・」※2002年1月現在、2バイト文字(日本語)のメールアドレスは基本的にダメです。将来的には可能になるようですが。
村田氏「そこでさらに気づいたんや、彼は『双葉』じゃなくって『二葉』だから、誤変換してりゃ送れないってな!」
HIDE「・・・(^^;」(そういう問題とちゃうってば・・・)
村田氏「でも、やっぱり配信不能で戻ってきたんや」
HIDE「そりゃそうでしょうね」
村田氏「で、彼(二葉氏)のメールアドレスって確か下の名前がなかったのを思い出してな、『二葉@abcde.ne.jp』で送ってみたけど、あかんかったわ」
HIDE「ぶははははは」(ついに堪えきれず大笑いしてしまった私)
村田氏「よぉ考えたら漢字はあかんって気づいてな、『futaba@abcde.ne.jp』って送ったら何も帰って来ぃへんのや」
HIDE「そりゃ正しいメールアドレスに送ったんなら、二葉さんが何か返事出さない限り何も帰って来ないでしょうね」
村田氏「あ、やっぱりこれで正しかった? いやぁ、本人に訊くのも失礼な話だし、どうしようかと思って確認の電話をしたんですわ」
HIDE「ふっふっふっ・・・ネタのご提供、ありがとうございま〜す(笑)」
村田氏「ああっ、しまったぁ〜」
正月早々、村田氏には楽しませてくれました(^^;
尚、内容の特性上、友人の名前を完全に別のものにすると意味が通じなくなりますので、そこそこ雰囲気を保ったまま仮名にしてあります。
ある企業で、ノートパソコン、マウス、テンキーなどのセットを一括導入されました。
その企業の中のお客様から「パソコンの操作中、勝手にゼロの数字がいくつも入力されるんですけどー」という問い合わせ。
私「キーボードの上に何か物が乗っかっていませんか?」
客「そういったものはありません」
私「テンキーの上はいかがでしょう?」
客「テンキーはついてません」
私「外されたのですか?」
客「最初からついていませんでした」
※その企業ではテンキーを接続した状態で一括導入しましたので、最初からテンキー無しという事はあり得ません。
私「では、パソコンのコネクタの先には何がつながっていますか?」
客「あっ!」
導入してから一年以上使っているのに、テンキーがついている事に気がつかなかったのね、このお客様。
むろん、テンキーの上に乗っていた障害物を取り除き、正常動作した事は言うまでもありません。
下の修羅場よりからお読み下さい。
応援に来てもらっているSEからの問い合わせ。
HDからブートする設定にしたら、FDから起動しなくなったんですけど・・・。
当たり前じゃ、ボケ! めっちゃ忙しい時にくだらん質問してくるな!
と怒鳴りたい気持ちをぐっと抑えて親切丁寧に対応し、最後は「お疲れさまです、引き続き(応援の)ご対応宜しくお願いします」と言わなければなりません。
でも、そろそろ私の忍耐力も、限界に近づいて来てるんですけど(^^;
あるお客様サポートの仕事が多忙で、家に帰れない日も何日か続いています。
そこで、臨時に関係会社から何人かのSE要員に応援に来てもらっています。
その多くは優秀な人材で、本当に助かっているのですが・・・
頼む、左クリックと言ったら「それってどこですか?」とか、間違って3台もお客様のHDDを初期化しちゃうとかはやめてくれ。
ますます家に帰れねーじゃねぇか。
脱力サポートの<Part2>でも書いたように、キーボードの上に物が乗っているのに気づかずに「勝手に何かが入力される」とか「正常に起動できない」という問い合わせは時々あります。
しかし、今回のお客様はちょっと違っていました!
客「勝手に0の数字が入力されるんですけど」
私「キーボードの上に何か物が乗っていませんか?」
客「ああ、書類が乗っています(キッパリ)」(言い切られても困るんだけどなー(^^;
)
( 〜 そんなこったろうと思ったよ。これで解決ですね、お客さん 〜 と思っていたけど、一向に反応がない。)
私「・・・・・」
客「・・・・・」
私「あの、それをどかしてみては頂けないでしょうか?」(ここまで言わなきゃ分からないのかな?)
客「書類を乗せたらダメですか?」(どっかーん!! ダメに決まってるでしょー!!)
私「キーが押されてしまいますので、物を乗せないで下さい」(ここまで解説しなきゃいけないの?)
客「そうか、物を乗せたらダメなのか・・・」(はい、ダメですっ!)
もちろん、この後は正常に動作した事は言うまでもありません。
客「あのぉ、パソコンの電源が入らないんですけど」
私「電源コンセントが抜けていませんか?」
客「(ゴソゴソ・・・)あっ!」
先日もありましたけど、この手の問い合わせは時々あるんです。
パソコンの知識レベルが高いとか低いとかよりも以前の問題だと思うんですけど、別に腹の立つような事でもないし、それはそれでいいんです。
そんでもって、ここからが本題です。
(実は今回のタイトルも前フリも、基本的に本題とは無関係です(笑))
サポーターの多くが一度は経験する「インストロール(インストールの言い間違い)」に、実は一度も遭遇したことがないんです、私。
同業サイトを拝見しますと、比較的遭遇頻度は高いらしいんですけど・・・
積極的に遭遇したい訳じゃないんだけど、私だけ経験がないなんてちょっぴりさびしいぞ(笑)
>あれ?今回のオチは?
>あるようで無い!
ある日、故障したHDが持ち込まれて・・・
電源を入れてみると、スイーッ、カタンという音が繰り返されるだけでした。
繰り返し繰り返し何度もその音を聞いていて、ふと「なんかこれって『へーちょ』って言ってるみたいだね」
って言ったら、「このHDは花粉症か?」って、隣の仲間が。
いきなり何の予告もなくあずまんが大王ネタを出しても通じる職場なんて、ナイスだね(笑)
あずまんが大王の浸透度、恐るべし!
しばらくしてそのHDもカタン・・・カタン・・・とばかり繰り返すようになり、
「今度は大阪のしゃっくりみたいだな」って振ると
「じゃ、びっくりさせたり他のHDに(故障を)遷すと治るのか?」
まさに打てば響く。良い職場でしょー(笑)
お・ま・け
友人の車(の助手席)に乗せてもらってる時、わざと窓をがーと開け、グローブボックスをかぱと開けてごそごそして、ルームミラーをくいといじってみたら「あー!うっとおしい!」「ゆかり先生かあんたは!」と突っ込んでくれました。
おおっ、職場でもプライベートでも通じるあずまんが大王!!
※あずまんが大王をご存じない方、ごめんなさい。http://www.mediaworks.co.jp/daioh/comics/azuman.htmlを参照して下さいね。
<Part1>
レーザプリンタも、個人で購入できる時代になりました。
ある日、「何枚印刷しても必ずスジが入ってしまうから見に来て欲しい」という依頼がありました。
「故障だったら修理に出さなあかんな」と思いつつ行ってみると・・・
何と、トレーに入っている紙自体に最初からスジが入っていたのです。
原因が判明したときの何とも気まずい雰囲気(笑)
これが修理業者をスポットで呼んだら、高い出張料だけ取られるところだったねー、よかったねー友人サポートで(^^;
<Part2>
上のPart1書いてる最中に思い出した、何年か前の友人サポートネタです。
「使っている最中にキー入力が出来なくなって、再起動してもOSが起動しなくなった」との事で行ってみると・・・
テンキーの上に物が乗っていたのです。
ノートパソコンなのでテンキーを付けたのは良いけど、普段は邪魔だから机の奥の方に追いやってて、そこで本やらソフトの箱やらに埋もれてちゃってたんですねー。
これも、原因が判明したときの気まずい雰囲気を存分に味わうことが出来ました(^^;
友人サポートなので、遊びに行きがてらのサポートだからまだいいけど、何だかなぁ。
私のいる部署で受け付けた、その日の問い合わせ対応をチェックしていた時の事です。
(回答に不備な点がないかどうか、あるいは問い合わせの動向などを確認する為です)
問合せ内容:PS2のマウスをパソコンに取り付けて良いか?
回答内容:確認した結果、OKの旨回答した。
この瞬間、私の脳裏に浮かんだのは初代プレステ用のときメモ付属のマウスでした(笑)
だって、初代だろうが2だろうが、私がプレステ関係で持ってるマウスっていったらそれしかなかったもので(^^;
ん? ちょっとまてよ、PS2にゃUSBポートもあるし、もしかしてそれの事かな?
と思って、念のため対応した人に確認してみたら何のことはない、PS2じゃなくってPS/2の事だった(笑)
PS2と書いてあったもんだから、私ゃてっきりゲーム機の事だとばかり思いこんじゃったよー。
マウスポートなら普通はPS/2って書くでしょー!?
パソコン(キーボード)にお茶やコーヒーをこぼしちゃったという話はどこでもよくある事です。
お茶ならまだしも、糖分が入ってるとあとの掃除が大変ですよね。
ある日、コーヒーをこぼしちゃったというお客様からの電話対応を終え、つい口をついて一言。
「コーヒーはブラック以外こぼすの禁止じゃ!」ってね。
それを聞いてた隣の人が「ブラックだろうが何だろうがこぼすこと自体禁止にすりゃいーじゃん」
・・・そりゃそうだ(笑)
ある一般のお客様から電話を取った時の話です。
客「あのぉ、缶ジュースをノートパソコンのキーボードの上に落としちゃって、パソコンがストールしちゃったんです」
私の頭の中には、ジュースにまみれたキーボード(とノートパソコン本体)が目に浮かぶようでした。
うっひゃー、やっちゃったよー、せめてデータの保全が出来ればいいね、お客さん。と思いつつ対応を続行。
私「まず、速やかにパソコンの電源を切って下さい。パソコンの中にはどのくらい液体が入りましたか?」
客「電源が切れないんですぅ(悲痛な叫び)」
あっちゃー、さぞかしいっぱいジュースを飲み込んだんだろうね、そのパソコンは。
私「では、電源スイッチを数秒間押しっぱなしにして下さい。どうですか?電源は切れましたか?」
客「はい、切れました」
ふぅ、とりあえず第一歩を踏み出すことに成功。これから先の対応が思いやられるな・・・
私「どうですか?かなりひどい状況ですか?」
客「??? 電源は切れています」
・・・・・聞き方がまずかったかな?
私「缶ジュースからこぼれた量はどのくらいありますか?」
客「だから、缶ジュースを落としたんです」
あれ?何か話が噛み合わないな。
私「缶ジュースをキーボード上に落として、パソコンがストールしたんですよね?」
客「あっ、ジュースの缶が落ちただけで、蓋は開けていなかったんですよ」
ガクッ。
私「では、ジュースの液体からはパソコンは無事なのですね?」
客「だから、ジュースの缶が落ちて、その振動でストールしたんです」
・・・なるほど。
振り返ってみると、確かにお客様は中身がこぼれたなどと一言もおっしゃっていません(^^;
早とちりした私が悪いのは解ってるんですけど、やっぱ最初の一言で、私と同じ事を想像しませんか、普通?
ちなみに、再起動後の動作確認では全く異常は見あたりませんでした。
さて、ここで問題です。
この時、私はどういう感想を抱いたでしょうか?(次の中から3択です)
1.いやぁ、よかった。データどころかパソコンも無事で本当に良かったですね、お客さん。
2.チッ、思わせぶりな口振りしやがって。もっと状況は正確に報告せんかい!
3.ジュースなんて全然関係ねーじゃねーか、わはは。
※シェアウェアで有名なマウス関連のユーティリティソフトを仮に「ちうちうマウス」と表現しています。
「あのー、普通のマウスは動くんですけど、ちうちうマウスだけが動かないんです」
この一言から始まった。
現場に駆けつけてみると、ノートパソコンに外付けのマウスの構成。
早速原因追及。
ノートパソコンのスライドパッドは・・・・・正常動作。
外付けのマウスは・・・・全然動作しねぇ!
ん? そういやマウスカーソルが全くのノーマル状態だぞ!?
探してみても、ちうちうマウスのインストール形跡無し。
「お客様、ちうちうマウスが動かないという事ですが、その“ソフトウェア”はこのパソコンでは見あたりませんが・・・?」
「だって、このマウス(実はスライドパッド)じゃ正常に動くのに、このちうちうマウス(単なる外付けマウス)じゃ動かないじゃん。だから来てもらったんだけど?」
はい、もうお解りですよね。
スライドパッド=マウス、外付けマウス=ちうちうマウス って思いこんでおられたんですね、このお客様は(^^;
現場に行けたからまだ良かったけど、電話だけのサポートじゃ解決までまだ相当時間がかかったんだろうな、きっと。
講習中にあった質問
「あのー、マウスって左手でも持って良いんですか?」
なんか新鮮で良いですよね(^^)
そういえば昔、某OSメーカーの左右非対称デザインの通称なすびマウス、左利き用のも製品化してるのかどうかって質問がお客様からありました。
私がOSメーカーに確認したところ「左利き用の製品は製品化していません。左手で持っても扱いやすいよう設計されています」って回答だったと思いますけど、詭弁だと思ったのは私だけでしょうか?
それは、電話での問い合わせ対応中の事でした。
内容は特にどうということは無いものでしたが、椅子に中途半端に座っていたのがいけなかったんです。
突然椅子がひっくり返って、もちろん私も受話器を片手に椅子と一緒にひっくり返っちゃって(笑)
でもさ、肘をすりむきながらも、そのまま何事も無かったかのように電話応対し続けた私って、エライ? (んな訳ねーだろ!)
電話中にひっくり返ったおバカなサポーターって、もしかして日本全国でも私だけ?
そうだとしたら、お客さん、貴重な経験をしましたね! 気づかなかったでしょうけど(^^;
関係ないけど某国営放送のアナウンサーってさ、椅子がひっくり返っても顔色一つ変えずにそのまま放送を続けていそうだよね。
規定じゃ椅子がひっくり返った時どうするのかは知らないけど。(そもそもそんな事まで規定しているのかな?)
まだLANが一般的でなかった頃、そしてハードディスクもSCSIなんてなくってSASI(今で言うところのIDEタイプね)しかなかった頃、ユーザー訪問でとある電話会社の支店に行った事がありました。
当時はハードディスクも外付けタイプが主流で、純正品では1MBあたり1万円近くしていました。
そんな高価なハードディスクですから、複数のパソコンで共有したいとお客様が思われたのも自然な事だと思います。
・・・で、実際にお客様の現場を確認してみると、5階にあるパソコンから2階にあるパソコンの外付けハードディスクを共有していたのです。
いや、共有しようとして失敗していたのです。
その共有方法とは、壁に穴をあけ、電話線ケーブルを束ねてフルピッチ50ピンのケーブルに半田付けて接続していたのです。
いやぁ、さすがに電話会社だけあって、電話線の扱いに関してはプロ。
素人ではビルの壁に穴をあけたり、電話線を束ねて50芯分のケーブルを数十メートル作るなんて事はとてもできません。
もちろんこういった方法では接続出来ない事を説明し、一旦会社に戻り、当時としては唯一と言っても良かった「UNIX機とPC−NFSの組み合わせ」の提案書を書いて再度訪問しました。
提案書を見てお客様は「いやぁ、さすがにコンピュータのプロだね。私ら電話のプロとは違うなぁ」と感心されたものですから、私も「いやぁ、さすがに電話会社さんだけあってこの配線(問題となった自作の線の事ね)の取り回しはさすがですねぇ」と応じたものです(笑)
友人サポートにて。
友「このインターネットアカウントは大文字?小文字?どっちで設定すればいいの?」
私「例外的に大文字を使うこともあるけど、たいていは小文字だよ」
友「じゃ、次のこの数字は大文字で入れたらいいの?それとも小文字?」
私「数字に大文字も小文字もあるかいな!」
友「だって、インターネットって大文字とか小文字とかを区別するんでしょ?」
私「そうだとしてもそうじゃなかったとしても、そもそも数字に大文字小文字の種別ってないでしょーが!」
友「でも、大文字モードで入れたら大文字でしょ?」
私「数字は文字じゃないから大「文字」、小「文字」の区別はないよ」
友「えーっ、そうなの? コンピュータの世界って難しいね」
どこがコンピュータの世界じゃ!!
どこが難しいっちゅうねん!!
CAPSロックをしたまま数字を入力して、それで区別されるのかどうかを心配したという話でもありませんでした。念のため。
客「インターネットにつなぐには、電話代がかかりますよね?」
自宅でダイアルアップ接続という事でしたので、
私「はい、プロバイダへのインターネット接続料金の他に、電話会社への通話料金が発生します」
客「じゃ、インターネットへ接続している時に発生する電話代の請求書は誰に送られて来ますか?」
私「通常は電話回線を契約されてみえる方に対して請求が行くかと思います」
客「それって誰?」
私「・・・電話会社との契約主の方です」
客「だから、それって誰?」(一介のパソコンサポーターに個人宅の電話契約の内容聞いてもわかりませんってば(笑))
私「インターネットへは、今こうしてお話をしている電話回線を使って接続されていますか?」
客「はい」
私「普通に電話した時の電話代はどなたに請求されますか?」
客「わかりません」(何で判らんのじゃ!)
私「失礼ですが、お客様は電話回線の契約主の方ではなくて、別の方が契約されてみえますか?」
客「いいえ、私が契約主です」(ちゃんと判ってるじゃん!)
私「では、通常の電話はお客様に請求書が行っていると思いますが、違いますか?」
客「わかりません。私が聞いているのは、インターネットを使ったときの電話代の請求書の送り先です」(もしかしてプロバイダへの接続料金の事を聞いてるのかな?)
私「プロバイダに払うインターネット接続料金ではなくて、あくまでも電話代のお話ですね?」
客「はい」(やっぱり電話代の話ですよね!)
私「それでしたら、おそらくはお客様ご自身に電話代の請求が行くかと思いますが」
客「そんな筈はないんだけどなぁ」
「パソコン」「インターネット」という単語が出ると、途端に必要以上に難しく考えてしまってパニクる人もいるんですよね。
しかも、私が電話会社とかプロバイダの問い合わせ窓口ならこういう質問を受けることあるのでしょうが、メーカー系窓口に聞いてどういう答えを求めていたのでしょう?
お客様は、少なくとも問題解決に必要な知識が無いから問い合わせをするのであって、充分な知識があればそもそも問い合わせはしません。
その意味ではどんなに初歩的な問い合わせであっても精一杯の誠意で対応致しますけれど、答えようのない質問をされてもねぇ・・・
でも、嫌がらせや確信犯的問い合わせじゃないから、まだいいんですけどね。
ご自宅からこのサイトをご覧のあなた、電話代の請求先は把握していますか?
もしも請求先がわからなかったとしても、パソコンメーカーへは問い合わせないで下さいね(^^;
ファイル一覧を見ようとして、キーボードから「dir
(リターン)」と打っちゃいました。Windowsのデスクトップ画面で。
話としては特に面白くも何ともないんですけど、DOSって安定してて良いOSだったなぁと、ふと思ったものですから。
ちなみにFDとかHDのフォーマットは、なぜかDOSからやらないと気が済まないんですよねぇ、私って。
GUIでオプションを指定するより、パラメータで指定した方がよっぽど早いし楽だもんね。 って思うのは私だけ?
ものすごくハードな一日だった。
対応件数が普段の5割増というのはそうそうあるもんじゃない。
最も忙しいときは、同時に「電話を受けながら」「持ち込みパソコンのメンテナンスをしながら」「接客もした」んです。
いやいや、本当に本当なんですよ。(マジで!)
おかげで思う存分マルチタスク感を満喫出来ました。
んでもってくたびれ果てて帰宅して、今夜やるつもりだった作業はみ〜んな明日にうっちゃって・・・
ビール党の私にしては珍しくウィスキーをロックでやりながらマイ・ブームの007シリーズを観ていたんですよ。(ちなみにゴールドフィンガーね)
そこへ掛かってきた友人からの電話。
「8.4GBの外付けHDが認識しないよ〜」
あっそう。
まずは基本的なところから確認していく。
どうやらシステム自体が認識していない。
もっともっと根本的なところだろうか?
そう思った矢先、電話口で友人曰く「あっ、ゴメン!外付けHDDの電源入れてなかった!」
おんどりゃ〜、ナメとんのかいっ!
だけど、HDの電源を入れて再起動しても思うように認識しない。
こっちにはマニュアルもないし、制限事項も絡んでるかもしれないから、とりあえず後日メーカーサポートに電話してねって事で一応電話を切った。
しばらくしてその友人からまた電話。
「マニュアル見てその通りやったらちゃんとフォーマット出来た!」
どっかーん!!今度、寿司かステーキでもおごってもらおうかな。
回転寿司じゃないよっ!ステーキだったら松阪牛か飛騨牛の300gをミディアムレアでね!
と思った瞬間、
「でも、間違ってOSの入っているドライブをフォーマットしちゃった!あはははは」
あのな・・・
私は何度も言いましたよ、サポート途中に「間違ってOSのドライブをフォーマットしないように気を付けてね」って。
何はともあれ、貴重なネタをありがとう。
ちなみに本人掲載許可済みです。
客「パソコンが動かなくなっちゃったんです」
私「どのように動かなくなったんですか?」
客「電源入れるでしょ?そしたらうにょうにょ〜んって画面がいつも出てきますよね?そこで止まっちゃったんです」
逆に私の動作が止まっちゃいましたよ、それを聞いて(笑)
タクシーに乗った時、運転手さんによってはいろいろとおもしろい話を聞く事が出来ます。
タクシーの運転手さんは運転だけでなく、接客のプロでもあるのです。(中にはプロ失格の人もいますけど)
運転手さん=運、客=客としますね。
・怖い話その1
名古屋から少し離れたベッドタウンから、「午前2時頃に20歳くらいの女性」を乗せたときの話。
客「名古屋の大きい公園まで」
運「名城公園ですか?鶴舞公園ですか?」
客「えっとね、お墓のいっぱいある公園」
運「じゃ、平和公園ですね?」
客「はい」
そして、その女性は誰もいない真夜中の墓地公園に、独りで入っていったそうな。
運転手さん曰く、「ちょっとここで待っててね」って言われたらどうしようかと思っちゃったらしい。
あれは自殺する為だったのかもしれないけれど、怖くて一目散に公園を出て、その日は怖くてそのまま帰宅してしまったという。
その女性は、その後どうなったのでしょうか?
・怖い話その2
後ろの席で、男2人が「実物の」拳銃を売買している。(いや、本当に!)
客「おい、話を聞くんじゃねーぞ」
運「はい、話はもう左から聞いて右へと抜けるだけですっ」
客「よし、それでいいんだ」
いやぁ、本当にあるんですねぇ。
でも、何でわざわざタクシーの中で拳銃の売買をするのだろう? もっと安全な場所もありそうなもんだけど?
・思わず吹き出しちゃった話
「ヒモ」と思(おぼ)しき男と携帯電話で会話をしている女性を乗せた時の話。
客「だいたいあんたは金遣いが荒いのよ!」
電話の相手「・・・・(もちろんどう言ったのかは運転手さんには聞こえない)・・・」
客「私は何も好きで<でっかくって、赤い文字>男の○△×を嘗めて</でっかくって、赤い文字>んじゃないわよ!」
運「(プッふふふふふ)」
タクシーの運転手さんは、客の会話に笑いを堪えるのは慣れているそうですけど、この時ばかりは思わず吹き出しちゃったそうな。
※実際に「男の○△×を嘗めて」をでっかくって赤い文字にすると下品なので・・・(^^;
・ちょっと見ないでね
若い女性を乗せた時の話。
客「ちょっと後ろを見ないでね」
運「は?」
客「だから、後ろを見ないでよ。ちょっと今からパンツ穿くから」
なぜにタクシーの中でパンツを穿かなきゃならない状態になったのかは知りません。
いろいろと想像してみて下さい。
文字通り、頭の悪いチンピラを乗せた時の話。乗り込むなりいきなり
客「親分のとこまで」
運「・・・??? どちらまで?」
客「だから、アニキのとこまでって言ってんだよ!」
そんなもん、解るわけねーだろーが! 全く、頭の悪いやっちゃな(笑)
あ、頭が悪いからチンピラクラスでしかないのか(^^;
ちなみにタクシーの運転手さんには、親分などの役職クラスを乗せるよりも、こういったチンピラクラスが嫌がられるそうです。
(組織内では威張れないから、その分の反動で運転手さんにやたらと威張り散らすらしい)
・規則ですから
中年男性を乗せたときの話。
客「○△まで」
運「はい、○△までですね? どのような道順で行きましょう?」
客「おまえ、一体何年運転手をやってんだ? だまってさっさと行け!」
いやぁ、タクシーの運転手さんの苦労がしのばれます。
ちなみにタクシー会社によってはモニター制度というのがあって、客になりすまして乗車し、運転手さんの接客態度を細かくチェックする人(モニター)がいるんだそうです。
その運転手さんの会社の規則によれば、道順は初めに確認しなければならず、客の言う通りだまってさっさと行ったら、たちまち本社呼び出しの上再教育の罰が待っているそうです。
ある日、タクシーに乗ったときの運転手さんと私の会話。
運「いやぁ、最近本当に景気が悪くてねぇ」
私「はぁ、かなり客足が遠のいているのですか?」
運「こんな景気じゃケーキ屋さんも景気が悪いでしょうね。はっはっはっ」
私「・・・・・・・・・・・・(この雰囲気、どうしてくれよう)」
頼む、こういうダジャレは言わんでくれ。
私だってサポート窓口でダジャレを言いたい(時もある)けど、我慢してるんだから。(笑)